主題歌 | 『アナと雪の女王』劇中歌 | ||
アーティスト | 松 たか子 | 楽器・演奏形態 | ピアノ・ソロ |
難易度 | 上級 | 楽譜ページ数 | 6ページ |
作詞 | Kristen Anderson-Lopez and Robert Lopez | 作曲 | Kristen Anderson-Lopez and Robert Lopez |
歌詞 | なし | コードネーム | あり |
楽譜について
オリジナルキーと同じFマイナーです。Aフラットメジャーに転調します。
Let It Go 上級者向けピアノアレンジ 演奏のヒント
映画「アナと雪の女王」挿入歌の「Let It Go~ありのままで~」の原曲は様々な楽器で演奏されます。
本商品の楽譜(ピアノ譜)では、なるべく原曲を壊さず、また、オブリガート(いわゆる合いの手のように演奏される部分)も拾いつつ、終盤に盛り上がるようにアレンジしております。
前半部分は比較的ピアノ初級者でも演奏しやすく、それ程多くの和音、複雑なリズムはありません。
後半部分になるとコードもジャズで使うような7th 9th等が使用され、伴奏(ヴォイシング)も音数、シンコペーション、アンティシペーションも多くなっていきます。
細かい演奏のヒントは以下の通りです。
イントロ
音量はp(ピアノ)からスタートしています。
4小節目までと5小節目以降で原曲とは異なり、一小節を2分音符で伴奏しています。
原曲に忠実に演奏するなら、和音を全音符で弾いても良いと思います。
Aセクション
イメージとしてはやや重め。原曲の歌詞から見ると孤独や嘆き、後悔などを表現していると思います。
このセクションでもそれ程多くの音は使用していません。
最後の1小節から音量がmp(メゾピアノ)へ以降し、分散和音(アルペジオ)で演奏します。
Bセクション
後悔から立ち直りを表現しているのだと思います。
ここでは各小節の1音目の和音はどっしり少し強めに演奏します。
最後の2小節はクレッシェンドでmf(メゾフォルテ)へつなげていきます。
このセクションの最後の小節の左手の和音の休符部分はきちんと止めます。
Cセクション
いわゆるサビ部分ですが、後半と比べるとまだ抑え目で演奏します。
手をクロスさせて、左手で高い和音で伴奏します。
右手はメロディーを演奏します。
左手の和音の方がめだってしまわないように注意します。
右手のメロディーが引き立つように演奏しましょう。
Dセクション
自立を表現しているのかなと思います。
左手の和音は4分音符、スタッカートで刻みます。
Eセクション
左手はアルペジオで2分音符で伴奏します。
Fセクション
2回目のサビです。
Cセクションよりは大きく、ただ最後にもう一度サビがありますので盛り上がり過ぎないようにしましょう。
ここでは、右手でコードとメロディーを、左手でベース部分を弾きます。
このセクションの最後6小節は、左手、右手ともにストップタイムでリズムをあわせます。
Gセクション
間奏ですが、2分音符、付点4分音符、4分音符、8分音符とギアが上がっていきその勢いでHセクションまで繋げていきます。
Hセクション
Dbペダル(おそらくミクソリディアンモード)、Ebペダルで最後の盛り上がりを予感させます。
メロディーがミクソリディアンモードですので、少し変わったメロディーラインに聞こえるはずです。
ミクソリディアンモードは他の映画でも海賊のシーンなどでも良く耳にしますが、アイリッシュの民族音楽でバグパイプの音律でもあるようです。
Iセクション
最後のサビです。最も盛り上がる部分となります。
2回目のサビ部分同様にストップタイム部分のリズムを合わせます。